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4-3-2.実験室用熱伝導率測定用機器


4-2章で述べましたように、地殻熱流量値を知るためには温度勾配熱伝導率を知ることが必要です。
下記で紹介しているのは、熱伝導率の測定に用いられる観測機器です。


QTM ニードルプローブ式




QTM  Quick Thermal conductivity meter
 QTM (Quick Thermal conductivity meter) は、平らな面の試料(海洋堆積物であれば判割したコアの面)にアイロン型の機器(左図)を乗せることで測定することが出来ます。
 このアイロン型の機器は既知の試料の上に、サーミスタとヒーターが配置してあります。この機器は、ヒーターによって一定の熱を加えます。それにより試料がどれだけの温度上昇の変化を行うかを測定し、熱伝導率を導いています。

 QTMはこの形のため、試料の面がでこぼこしていると測定することが出来ません。測定可能な試料の種類は、泥〜岩石と幅広いです。


QTMの仕様はどうなっているの?
熱流量観測機器の仕様 PDF

もっとQTMの写真が見たい!
4-1.写真集


ニードルプローブ式熱伝導率測定機器  Thermal conductivity meter of needle probe method

 ニードルプローブ式熱伝導率測定機器 () は、小さな針を堆積物忠に貫入させることにより熱伝導率を測定する機器です。
 この小さな針(ニードルプローブ)は注射針のように中が空洞になっており、サーミスタとヒーターが内蔵されています。
 ニードルプローブでの測定では、QTM同様にヒーターで連続加熱を行い、そのときの試料の温度上昇を測定して熱伝導率を導いています。

 ニードルプローブは試料中に貫入させて使うため、岩石などの硬い試料では使用することが出来ません。また、プローブの細さから、QTMよりもピンポイントでの測定値を得ることが出来ます。